雨の中、12名の方が参加してくださいました。
タイトルは、"こどもの育ちと大人の関わり"。
初めに、この講座では、概念を学ぶのではなく、
イメージを捉えてもらいたいというお話がありました。
そのお話の通り、知識を覚えるのではなく、
体感することができるカードや、ボールなどをつかった体験型のワークがたくさんありました。
こどもが森の幼稚園でどのように遊び、チャレンジして、
仲間とコミュニケーションをとり、活動していくのかということ、
そのとき、大人がどのようなアクションをすると、
こどもたちの遊びを刺激してアシストできるのかということを、疑似体験することができました。
今回の参加者の方の中には、
すでに自然の中でこどもたちを見守る保育を実践されている方もいて、
日々の活動のなかでの疑問を具体的に話し合う場面もありましたよ。
こどもの育ちを見守る心構えや、これからの時代は森のようちえんのような
個性を活かす教育が必要であるということ、
森のようちえんでは、大人はどのようにこどもに関わるかということ、
盛りだくさんの内容を教えていただきました。
おいしいおべんとうをみんなで食べて、午後は、実践編。
こどもたちと、たくさんのおとなたちで、木々の中で宝探しをしました。
宝探し中、隣の遊具が気になっていた子どもたちのため、
寄り道を想定して早めに切り上げたところ、
大人もそれぞれ話し込み長い距離が空いてしまいました。
そのことに気づかず講義会場に戻り、振り返りをした時、
なおなおは、「大人の意図とは反対に、子どもが帰らないといった時」
前の大人が足を進めると、子どもも自然についていくことを教えてくれました。
その他にも、遊具以外の遊ぶ場所への興味の持たせ方、変化のある遊びの取り入れ方など、
大人が遊ぶ場所や遊び方を誘導するのではなく子どもが選択し、
納得しながら遊びを作り上げていくことに共感しました。
その後は、2~3人のグループに分かれ模造紙とペンを用いて、
「子育ての理想と現実」「子どもに対しどんな存在になりたいか」のファシリテーション!
自分の心に投げかけ、お互いの声に耳を傾け、共有しながら浮き彫りにする作業は、
今の現状を具体的に見つめられたり、自分自身の根本的な考えを改めて知る機会になりました。
講演会の最後には、
「肉体の感覚と感情を区別をする」
「自分がやりたいことを選択してやっていることを知ること」
「黒と白。どうしても分けがちだけど、どっちもいいし、グレーもあるよね」
と、まとめてくださいました。
秋の三連休の中日。
こどもたちに自然の中でのびのびと育って欲しいと願う大人が集まって、
湿った土の上で宝探しをしている風景は、とても幸せなものでした。
参加者のみなさんにとっても、実り多き1日になっていたら、とてもうれしいです。
野村直子さん、たくさんの気付きをありがとうございました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
会場を貸してくださった、the6さん、ありがとうございました。
参加者のみなさま、また、お会いできることを楽しみにしています!
今後の予定としては、
来年2月、映画「さあ、のはらへいこう ~青空自主保育の3年間 ~」の、
県内リレー上映会を予定しています。
詳細が決まりましたら、随時後報告させていただきます!
おたのしみに!
おらほのわらすこを宮城の森で育てる会
えりっちょ&さとちん
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